HAPPY PEOPLE

今日はハンドメイド一切関係のない話です。

時々、ふと思考モードに入るときがあるんですよ🤔✨


漫画家・・・釋英勝(しゃく・えいしょう)

かれこれ20年程前に読んだ本で、いまでもすごく印象に残っている話。


 ハッピーピープルっていう、結構グロイ漫画を描いてる方の話でね。。。

全て短編で、色んな人の話が描かれていて、すごくリアルで、

世の中に起こり得る様々な出来事や、人間の道徳心、感情、思考、

行動の不思議さや、人間の怖さをすごく写実的に描いてる方。

絵も独特なタッチで、子供が読んだら

夢に出てくるんじゃないかと思うくらい😅

若い頃に読み、いろんな考えさせられる話は沢山ありましたが、

その中でも1話だけ、時が経った今でも覚えています。

それだけ私にとって衝撃的であり、考えさせられ、

今だしっくりくる答えが出ていないからだと思います。

たしかタイトルは「蜘蛛」だった様な気がします。


ある日、一人の僧侶が蜘蛛の巣にひっかかった蝶々を見つけ

空へ逃がしたんです。

 蝶々は僧侶のおかげで蜘蛛に食べられる事がなく命拾いをし、

その蜘蛛はその後、鳥に食われてしまいます。

その夜、僧侶は蜘蛛の夢をみるんです。 

 夢の中で、僧侶は蜘蛛の巣に絡まっていて、

 蜘蛛が僧侶に「なぜ蝶々を助けた?」と聞きます。

 僧侶は「小さな命を助けたかった」という様な事を言います。 

 するとその蜘蛛は僧侶に 

 「ならば、私の命はどうなる?」と問い掛けるのです。

 蝶々は助けられ、蜘蛛は何日も空腹で、やっとかかった獲物。

 それを、僧侶が「助けたかった」と逃がしてしまった。

 見た目が綺麗なら。美しい生き物なら。

 命を失う事が可哀想だと思う。 

見た目が恐ろしい自分は可哀想ではないのか?

鳥に食われて当然なのか。

 命はみな、平等ではないのか?

それが自然界の流れ、弱肉強食、食物連鎖みたいな事でしょうか。


僧侶は自責の念にかられ、蜘蛛に色々言われ、 

最終的には蜘蛛を踏みつぶしてしまうんですが・・・。

 そしていつかまた、蜘蛛の巣にかかった蝶々を見て、

 僧侶はそのまま立ち去るという話だった様な気がします。


 僧侶は一切の殺生をしてはいけないのに、踏みつぶすところが

人間臭いというか、僧侶も神の様に崇める相手ではないと言うか・・・。。

この話の答えというか、この人間の心理を突く内容が、

いまだ自分の中で消化出来ていないのです。


この話についていろいろな人が意見を交わしていて、すべて拝見たんですけど

やっぱりどれもしっくり来ず。。。



………。


書いては消し、書いては修正して保存して、
また編集して保存して…と、、、
ここまで書くのに2週間かかりました(笑)

もう、何が言いたいのか分からなくなってきた😅


結局、どれが正解ってないとは思うんですけどねー。

どれも正解なんでしょうけど、、、

なかなか考えさせられる漫画です。

興味のある方は是非読んでみてください。

全てが考えさせられる話です。


絵はホントに怖いっすよ🤣💦

こくーんめいど

それぞれのアイデンティティを 大切にしたいアクセサリー作家。 時々布作家。時々歌うたい。 毎日主婦 兼 事務員さん。 【Instagram】 【minne】【ZOZOTOWN】 (cocoonmadeで検索) 実店舗では愛知・長崎で 委託販売させて頂いてます。 詳しくはprofileご覧下さいませ❤️

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